漫画感想

▲『魔女 第1集』 五十嵐大介 
黒田硫黄の漫画に絵か文かを寄せていた事で
気になっていた漫画家で
そらとびタマシイを立ち読みして
短編集だったのですが一話目でやられて
その後を読むのがもったいなくなり
後で改めて読もうと帰った記憶が
で、この作品も凄い
動物やら精霊がリアルに描かれていて
不思議な世界の見せ方が巧い
魔女というテーマは氏にぴったりだなあ
少し前に読んだ小田ひで次
不思議な世界を描くのが巧いが
小田の不思議な世界は人を受け入れるどこか優しい世界
五十嵐の不思議な世界はどこか隔たりを感じる怖い世界
という印象でした
 
▲『少年少女 1巻』 福島聡
黒田硫黄(またか)の漫画をアマゾンで買って以来
「こんな本もおすすめです」の欄に出てくるので
気になっていた作品。
結局近所の本屋で買った、すまんアマゾン
一話目に出てくる少女が大阪弁をしゃべる元気な女の子で
個人的に非常にツボだったことを除いても良い漫画でした
『少年少女』という題名に偽り無く
少年少女が不思議な尾を引きながら物語内を駆け回る
(一方グデグデする話もあるが)
読後しばらくその不思議な余韻が残るそんな一冊
確かに黒田硫黄の『茄子』あたりと似た印象を受けた
『茄子』の高橋や隠居したい若者の話が好きな人にはお勧めだと思います
ただおっさん度は少ないですが