うーん

ネットで評判をみてみたがあまり高評価というわけではないようだ
個人的には満点をつけたい映画なのだが
 
「科学は力だ」という父親
それに対して「科学は夢を与えてなんぼ」という祖父
その二人の間で板ばさみになるレイ
祖父は「どちらが正しいのか自分の目で確かめろ」とレイに告げる
ではそのほかの周りの人たちはというと「科学は力」の考え方に近く
いかに自分達のもつ科学のほうが優れているかを顕示することによって
金をもうけよう、自分の地位を守ろう、自分の地位を高めようという人ばかり
財閥の娘スカーレットも科学はお金儲けの道具くらいしか考えていない
ついには万博の会場で兵器の性能を示すために戦争が始まる
そんな中レイは流されること無くその流れに歯向かっていく
そしてついには祖父と父の研究の集大成であるスチーム城が動き出す
 
という流れなわけですが
普通の少年であるレイが、明確な答えを与えられないまま
いったいどちらについていってしまうんだろうとハラハラでした
どちらに付くのかが分かった後はアクションが始まって
それにハラハラ楽しませていただき
最後のエンディングで流れる未来の絵では
やはり「科学は力」という流れが主流のようで
きっとその流れに対抗しているのであろうレイ青年?
の姿になにか熱いものがこみ上げてきたり
スチーム城の動く姿という圧倒的な科学力を見た人々は
いったいその後どうなったのかという疑問が
次回作「スチームガール」で明らかになるといいなあと思っている次第であります